ランニングシューズといえば厚底シューズが支流となってきていますが、中にはあまり合わなかったり怪我をしてしまうケースもあるようです。
そこでランニングシューズを買うときに厚底のシューズにしようか、薄底のシューズにしようか悩んでしまうこともあると思います。
今まで何足ものシューズを履いて、失敗したことが多々あるのでその経験も踏まえてお伝えしたいと思います!
人それぞれ、合う合わないがあるため一概には言えませんがシューズ選びの参考にしてくださればと思います。
厚底シューズが人気の理由
「トップランナーが履くのは薄底」という昔からの常識を覆したのがこのキャッチフレーズでした。
「厚さは速さだ。」
おぉー!!!カッコいい👏👏#厚さは速さだ pic.twitter.com/QTHV1XQII3
— みみ🍞駅伝おねえさん (@29mimi14) December 20, 2018
ナイキ(NIKE)が、トップランナー達が躊躇する程の厚みをもつシューズを売り出したのが2017年夏ごろ。
徐々に注目が集まり、箱根駅伝やマラソンレースで、トップランナーの多くがナイキのシューズを履いています。
- エリウド・キプチョゲ選手
- 設楽悠太選手
- 大迫傑選手
- 服部勇馬選手
- 西山和弥選手
といった選手などなど…
マラソン日本記録を作って一億円をゲットした設楽悠太選手、大迫傑選手は二人とも厚底のNIKEシューズだったのです。
また、エリウド・キプチョゲ選手はこのシューズを履いてマラソンの世界新記録を更新しています。
まさに陸上の歴史を激動させているシューズです。
「みんなその靴を履けば速くなるの?」、「タイムが上がるの?」と思ってしまいますよね。
残念ながらすべてのランナーが良くなるわけではありません。
厚底のメリットとは?
ナイキの「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」について公式サイトではこのように書かれてありました。
ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%は、史上最軽量のデザインでスピードを実感。記録破りの速さをサポートします。足元のクッショニングを増強しながら、軽量化を実現。かつてないほどのエネルギーリターンと快適な履き心地を提供します。
引用:ナイキ公式
このシューズは先に述べたエリウド・キプチョゲ選手の意見を取り入れてナイキが開発しました。
カーボンプレートが入っているおかげで、前に押し出されるように進む事ができます。底が厚いのでもちろんクッション性抜群!それでも、見た目と違って驚く軽さなのです。
ランナー達の声
設楽悠太選手
以前は、レースでは底の薄いシューズで走るのが当たり前だと思っていたので、全く想像できなかったことでした。厚底のシューズを初めて見たときは“こういう時代が来たか”と思いました。でも、こうやって試合で結果を残せているのは厚底シューズのおかげだと思っています。
引用:https://www.bbm-japan.com/trackandfield/17193333
大迫傑選手
路面が悪いところもありましたが、ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニットのクッション性と推進力を感じながら走ることができました。
トップランナー達からも絶大な支持を得ている事が分かります。
厚底のデメリットとは?
1.このシューズを履きこなす技術がないと無意味!?
NIKEのシューズを履いている選手でもこう述べています。
良いシューズはそれを履きこなせないと、使いこなせないと意味が無いです。ナイキ エア ズーム ヴェイパーフライ4%を履きこなす為には、まず練習がしっかり出来ていること、このシューズの良さを引き出せるランニングフォームが完成されていることが必要です。ですから、このシューズを履くには一度考えて、しっかりと自分に合ったシューズを選んでいきたいです
厚底であるために、不安定さがあります。実際、倒れそうになるほどに前に進むようにわざと作られているので当たり前なんですが。
でも、このシューズに合った走り方をしないと性能を発揮出来ないばかりか、ケガをしてしまうことにもなりかねません。
2.足が退化する!
一説として、足をサポートする機能が高すぎて足が退化してしまう恐れがあります。自分で頑張らなくても前に進んでくれるのでそれに頼ってしまうのです。
確かに、エリウド・キプチョゲ選手は普段の練習でこのシューズを常に履くことは無く、普段は別のシューズでトレーニングしているようです。ということはレース用ならOKということですね。
3.お値段が高い!
厚底シューズのほとんどがソール内にカーボンプレートを挟み込んでいるものが多いのでお値段が高くなってしまっています。
ランニングに興味ない人からしたらランニングシューズにこんな値段出すなんて!と驚かれてしまうかもしれません。そこら辺のハイブランドのスニーカー並みにお高いです(笑)
各メーカーの代表厚底シューズの値段はこんな感じです。
ナイキ | ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%(¥30,250) ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%(¥33,000) |
アディダス | アディゼロ アディオス プロ(¥27,500) |
アシックス | メタレーサー(¥22,000) |
ニューバランス | フューエルセル アールシー エリート(¥28,600) |
ホカオネオネ | カーボンX(¥26,400) ロケットX(¥24,200) |
品薄状態もあり、ネット上では定価より何倍もの値段で取り引きされていることもあります。
少しお高くても人気だとすごいですね。
厚底が向いている人とは?
これに該当していない人でも履くことは出来ますが、この4つが当てはまっているとシューズの特性を生かしやすくなります。
クッション性が高く、不安定なのでこれらの条件をクリアしていないと難しいようです。速い選手はやっぱりシューズだけでなく自分の走力があるからこそ速いんですね。
そりゃ、そうか。
まとめ:履きこなせれば強力な武器!
厚底シューズは、クッション性が高く、前に押し出すような推進力がある。その反面履きこなすにはその性能にあったカラダ作りが必要です。
私は足首が硬かったため、それほど不安定な感じには感じませんでした。
足への衝撃がかなり少ない為、走りやすさと負担の少なさはなかなかだとは思います。
ヴェイパーフライのレビューはこちら!
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