ランニングでも健康を損なってしまうこと
ここまでランニングのメリットばかり紹介してきましたが、痩せたい一心などでやみくもに取り組んではいけません。ランニングでも健康を損なってしまうことがあります。
競技レベルの強度トレーニングは健康によくない!?
あるアメリカの心臓専門医の調査で、5万2,600人を対象として30年間の調査結果によると、週に30~40kmを速いペース(12km以上/h)走る人は全然走らない運動不足の人と比べても死亡率が変わらなかったそうです。
これはハードなトレーニングによって、活性酸素(いろいろな細胞や遺伝子を酸化させてしまう酸素)が増えてしまったり、心臓や血管に大きな負担をかけてしまうからです。そして、運動不足の人と同じように健康に悪く、寿命を縮める原因になってしまいます。
都市部でのランニングも体には良くない?
都市部でのランニングが体への悪影響になることもあります。健康的だと考えてランニングするのはいいことですが、都市部になると交通量が多く車の排気ガスを大量に吸ってしまいます。また、日中だと太陽からの紫外線を遮るものがなかったりすると肌に良くありません。
排気ガスや紫外線は活性酸素を増やす要因の一つでもあるので注意が必要です。
正しいランニングで健康体をゲットしよう!
健康体を手に入れるには、ランニングをどの位すればいいのでしょうか?
一日に5~10分程度でもいいのです!
毎日5~10分のランニングを行うだけで、全く走らない人と比べて死亡率が30%減少し、心臓疾患で死亡するリスクも45%減少することが分かった調査結果もあるようです。また、走らない人と比べて3.2年長生きできているということも判明したそうです。
本当に少しの時間で運動をすることによって、健康的な生活・体を手に入れられるので、不調だったり体に違和感を感じ始めていたら、ぜひ試してみてください!
ランニングでもハードルが高い…ではウォーキングはどうなの?
ランニングと言っても運動不足だと「急に始めて足腰痛めたら意味ないじゃん」と思ってなかなか一歩を踏み出せない人もいるでしょうか?
そんな人でも大丈夫!もっと簡単なことから健康を意識することができます!
ウォーキングでもランニングと同じ健康効果を発揮することが分かっています。英医学専門誌Lancetに2011年に発表された論文によると、15分のウォーキングでも5分のランニングと同じ効果を得られる可能性があるようです。
ランニングだとハードルが高いと感じているならウォーキングからでも健康になれるので挑戦してみてください!
まとめ
ランニングにはこんなにもいいことばかりなんだと思いました。
一部私の考えを言うとすると、競技レベルでのトレーニングは健康に良くないとありましたが正直個人差はあると思います。
ある程度運動をしていて、鍛えられていれば心地よい運動レベルは人それぞれです。気持ちよくランニングをする、自分に合った”適切な”トレーニングであれば、心身ともに健康を維持できると思いました。
それにしても、ランニングをすることで様々なことに健康的な効果があるのでビックリしました。これで走ることに疑問を持つことはありませんね(笑)
「逆になんで走ってないの?」って聞き返してしまいたくなるような健康法がたくさん詰まっているランニング。ぜひ楽しみながら、健康的な生活をランニングを通して得てほしいと思います。
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