小さい頃に習い事をする人は多いでしょう。また、何年もやってきていて得意にしていることがある人もいます。
でも、時に挫折することもあるでしょう。自分の思った通りにいかなかったり、自分には合ってないかもしれないと思うこともあるでしょう。
発達障害の特徴として興味・関心があることを突き詰めるといった特徴があります。たくさんの知識が得られることはいいことですが、そこに落とし穴も存在します。
それは、大きい夢や高い目標です。
なぜなのか?また、そうならないようにどんな意識が必要なのか?私の経験を通してですが参考にしていただければ幸いです。
発達障害ならではの危険
発達障害は強いこだわりがあるので興味や好きなことを突き詰めていく傾向があります。
例えば、スポーツや習い事で得意なことがあると感心されたり、高校や大学とまでになればスカウトなんてあったりもします。
本人は周りから受け入れられていると感じ、頑張ろうと思うはずです。でも、ここには注意していないと思わぬ落とし穴があります。
学校などの部活動やクラブチームなどは成績や賞を取ることを目標としているため、かなりストイックなところがあります。
また、団体での活動をすることが多いため、気が散りやすかったり仲間に合わせて行動するのが苦手だと自分が好きだったことが冷めてしまうことがあるかもしれません。
顧問の先生やコーチはトップ選手などの情報をもとに練習や意識を持たせようとします。必ずしもすべての人が失敗するわけではありませんが、発達障害であるならもっと良くない方向へ向かってしまう恐れがあります。
試合で失敗はつきものです。負けることも当然あります。個人競技ならなおさら顧問の先生やコーチは指摘やダメだしがあります。
そこで本人も当然反省しますが、同じ失敗やミスを繰り返してしまう傾向がある発達障害は、直そうと思っていても出来なくて、何度も何度も怒られるので自信がなくなります。
こうなってしまうと最悪のループです。
精神的に崩壊させられかねない状況(私編)
私の経験から言いますと、勝つために顧問の先生やコーチなどのアドバイスをしっかり聞くことが大切だと思っていました。知識も経験もしていればなおさら信頼できます。
強豪チームの意識やトップ選手のやっていることをたくさん教えていただき、正直自分もやればできるんじゃないかと思わされます。また、こうした意識をしてやってるから強いと思い込んでしまいます。
確かに同じことをして成功している人もたくさんいますが、こうした情報を与えられて私自身も本気でやっていたので意識を変えようと思いました。でも、気持ちだけでは変わりませんでした。
よく忘れ物をしたり、同じ失敗を繰り返したり、気が散りやすい傾向にあった私は、すぐ疲れてしまって練習についていくのがやっとで他に何かしようという気力もない状態になりました。
当然、顧問の先生には怒られ、怒鳴られ、バッシングの嵐。褒められたことは覚えている限りでは1回くらいでした。毎日、怒られる感じでした。
ちょっとした意識、また周りの人の支えですべてが変わる
物事を行う点で意識してほしいことは、ズバリ!
楽しむということです。ただただ楽しめればいいのです!
本人が本気で取り組んでいればもっと強くなってほしいとか、思うかもしれませんが発達障害には逆効果になることがあります。
でも、先生やコーチが認識しているのであれば別ですが、大抵はわからないものです。やる気がない、同じ失敗ばかりといわれ続けると自信を無くすし、やることが怖くなってしまうと思います。
まず、何事も楽しんで行うようにすることで気分を楽にして行えるでしょう。
まとめ
私の経験を通してですが、伝えたいことだったので書いてみました。
参考にしていただければと思います。何事もそうですがまず楽しむことを意識してみてください。
自分が満足することを増やしていくようにしてみてください。周りの人に理解されないのが一番つらいことですが、あまり大きな夢や高い目標ではなく、目の前にある小さなことから楽しんで成長していってほしいと思います。
発達障害の人が少しでも元気づけられればいいなと思います。
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